儲け方を知らないと一生の損・・・・損です。(2)
儲け方を知らないと一生の損・・・・損です。(2)
知っているようで知らない儲け方・・研究の余地あり・・・。
こんにちは。税理士・コンサルの佐藤です。
今回も引き続き、基本的なことを書いておきたいと思います。
☆ 商売において、売上を上げることは最重要課題ですが、収益を増やすことは、経費の無駄を省くことも重要です。
むしろ、お客に不快な思いをさせてしまい、その後の商売がうまくゆかないことも多い。
☆ 本日は後者の面を見ておきましょう。
前のブログでは、変動費・固定費の概念を書きました。
再度書きますが、総勘定元帳に記録された取引結果を誘導して損益計算書や貸借対照表を作成します。
金額は取引金額であり、絶対額です。
また、損益計算書は制度会計ですから記載方法等のルールがあります。
片や利益計画とか予算会計というのは“管理会計”です。
変動費とか固定費というのは管理会計で使います。
頭の中をすっきりさせて、切り替えてください。
本日は、見えない利益を見つけるには・・。
必要経費にもいろいろあります。
過去に生じた固定費は絶対額ですから変更の余地はありません。
しかし、未来に起きるだろうと見込まれる固定費の金額を減らす計画を考え、実行することはできます。
一例を見てみましょう。
社員の仕事が片付かないから残業してかたずけた。
当然、社員には残業手当がかかります。(サービス残業などというのは無しです)
会社は残業があった分の経費が増えるわけです。
その残業が、その会社にとって必要なものなら・・。社員に給料を支払って、帳簿に必要経費の計上をすることになります。
では、その残業が起きることを察知して、未然に防いだら・・。どうなりますか?
残業がなく、必要経費が増えることもなく、損益計算上利益を減らすことがないでしょうネ。
このことを理解してもらうために設例をあげてみます・・。
ある日・借りているビルの電気設備の点検があった。そのためビルは停電した・・。
事前に工事の日にちと時間を知らされていたので、その時間は休業として、工事が終わってからすぐさま借りているビルの自分の会社に出社した。
照明をつけて、冷蔵庫から飲み物を出して飲んでみた。
電気が止められていたわりには十分冷えていたし・・。
何もなくてよかったと・・・。
と、思ったのもつかの間、PC の電源は入るが・・ソフトが機能しない・・。
ランで結ばれた他のPCも同じ・・。
プリンターにも繋がらずデータの印刷もできない。
あわてて工事をした会社に電話したら、30分くらいしてこのビルを工事した担当者が駈け込んで来た。
PCやその周辺の機器を見るが・・。
その工事をした人間にはどこに問題が生じたのかわからずじまい・・。
あれや、これや約1時間、PCの配線等を見て、どうにかインターネットとの接続ができたが、ほかは何も解決しない。
折しも土曜日で、知り合いの電気関係の会社とも連絡が取れない。
被害を受けた者は知人の助けを借りて、翌・日曜日にPC関係を修復し仕事の遅れを取り戻した。
問題はこの工事会社の対応だ・・。
工事に出向いている人間であるにもかかわらず、その主たる原因が分からないというお粗末さ。
電気工事の前にはこのような工事がある旨を知らせるときに、ある重要な事項を知らせなければならないのに、怠っている。
と、言うより、電気ショートがなぜ起きるのかわからないようだった・・。
そして、別の工事現場を離れての対応ということは、その工事会社の一日の工事予定時間がずれ込むこととなる。
従業員は仕事をした時間の労働対価を勤務している会社からもらうから、問題ないが、余計な時間をかけ残業という経費を増やされたら、その者が勤務する工事会社の利益が減りますヨネ。
このように「目に見えないものの中も利益を出せることがある」ものです。
それは。
こんなことを前もって行っておけば・・。
損失を出さないで済んだ・・。(つまりは利益の減少を食い止めた)
とか。
このようなことをPRすれば客数の増加につながり・・。
利益を積みますことができそうだ・・。
これらは5S活動・・。(元JAL会長の言葉を借りれば6S活動です)
利益につながる“原石”は方々にあるものです。
ただ、なかなか気付かないことが・・・問題だ・・。
次回は他人との会話は「言葉」だけではない。ことも書きたいと思います。
いくらで売れば利益が出せるのか・・予測計算もネ・・。
税理士・コンサル 佐藤春男
070-5575-8372
☆
☆
☆