三流の経営とは・・・こんなものか・・・痛ましいバス事故
三流の経営とは・・・こんなものか・・・痛ましいバス事故
痛ましい事故が起きてから1週間余が過ぎた。
伝えられる報道では運転手とバスの不具合だ・・。
こんにちは。税理士・コンサルの佐藤です。
バスツアーで事故が起きて、この問題は“経営”にあると思った。
皆さんはこの事故を①運転手やバスの不具合とみていますか?
②あるいは経営の問題から起きていると思いますか?
私は三流の経営が引き起こした、特殊ではない普通の事故だと思います。
一流とか三流というのは会社の規模ではありません。
経営に携わる者すべてが何をステータスとして運営に関与しているのか、が、大事なことです。
事故がなければ話題にすらならなかった、この問題・・・。
私が事故の報道を知り、伝えられるほんの少しの情報で疑問に思ったことは、バスが出発して目的地に着くまでの運行において、高速道路・・一般道・・・また高速道路・・。
なぜ、高速道路だけで運行できなかったのか????
高速を使わない区間の高速代が一人当たり100円くらいだそうな・・・。
近年、中国の来日者の爆買い等々にもみられるように観光バスの運転手が不足している。
既成緩和により観光バスの運営に関与する会社が増えた・・など・・。
幾多の要件により、バスツアーの需要が減り、料金のカウントダウンが当たりまえ・・・。
こんな悪条件でもベテランの運転手なら避けられたことも、素人に近い運転手には鬼門の「道路」があったようだ。
これが、前に述べた「なぜ、高速道路1本」にしなかったのか・・という・・疑問だ。
高速代の一部を削らねばならないほど「収益」がないということか・・。
経営には受け取る代金(収入)から経費を引いて利益が残る。
今回のバスツアーのようなケースだと、この利益がプラスではなくマイナスもあることのようだ・・。
だから経営者は出てゆく経費を削ってトントンにしようとする・・。
カネの出が続けば、会社は倒産する・・。
だから、何としても赤字にはしたくない・・。
この考え方も経営者にはある・・。
ただ、ここだ。
安全・・とりわけ・・人命の安全
経営には入ってくる収入で経費を賄う時、コストの割り振りをするが削れるものと、それができないコストを峻別し、コストの割り振りを毎回、収入に比例して決めるというやり方がある。
この場合でも安全対策費をカットできるわけがない。
この方法で信用を勝ち得た、不況時でも利益を確保している会社があります。
二つ目にはこのツアーで利益が出なかったとしても、このツアーに新たに付加価値を付けた商品化をすることで解決できる・・。
普段このようなことを会社に提案するのが私のコンサルの仕事だ・・。
いずれにしてもインターネットを使いこなそうとすればパソコンの操作をできるようにならなければならない。
すなわちリテラシーが必要だ・・。
経営とはゼニ勘定ではない。
経営の判断が正しくできるかどうか、知識を修得しながら実践に応用すること・・。
知識の修得は知識を持っている人の知恵を買うことも一つの方法だ・・。
また、利用者も“適正な価格”か否か、判断できる基準を持つことだ・・。
レストランで出された料理を食べて、500円の価値しかないと思うような代物ならマズイと思うだろう・・。
請求が1000円だったら・・どうしますか・・・
税理士・コンサル 佐藤 春男
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